Kitamura Clinic
神戸で脳ドック・MRI検査なら北村クリニックで
0  /  100
keyboard_arrow_up
keyboard_arrow_down
keyboard_arrow_left
keyboard_arrow_right

手足の麻痺・
しびれ・脱力

〔 力が入らない・しびれる 〕

Scroll Down
be paralyzed
脳だけでなく頚椎の病変などが関係している場合もあるため、
頭部と頚椎を両方の検査をおススメします。

About

手足の麻痺・しびれ・
脱力について

ゴルフのプレー中に手のしびれや、足がもつれるといった症状があれば、「一過性脳虚血発作(TIA)」の可能性があります。

特に、ゴルフなどストレスやプレッシャーのかかるプレー中に起こりやすいといわれています。

一過性脳虚血発作が起きるとそのまま脳梗塞に至るケースが非常に多いため、もしこのような症状が出た場合は、できるだけ素早い検査そして治療が求められます。

手足のしびれのほかにも、めまいやろれつが回らないなどの症状が見られた場合も、早期に検査を受けられることを強くおすすめします。

一過性脳虚血発作とは

脳梗塞と同様の症状が現れるものの、24時間以内に症状が完全に消失することを言います。

代表的な症状は、片側の手足が動かなくなったり、急に言葉がしゃべれなくなるのですが、片目が見えなくなったり、視野の半分が見えなくなるといった目の症状が出現することもあります。

多くのケースでは数分から数十分程度で、長くともほとんどが1時間以内には消えます。

もし1時間を超えると、脳梗塞のリスクがさらに高まってしまうため、1時間を超えても症状が消失しない場合は緊急入院する必要があります。

※注意:危険なのは症状が良くなったから、もう病院には行かなくていいだろうと思ってしまうことです。

一過性脳虚血発作の
3つの原因

血栓によるもの

動脈硬化により頸部や脳内の動脈にできた血栓が、脳の血管を詰まらせることが原因となります。一過性脳虚血発作の原因としてこれはとても多く、一過性脳虚血発作患者全体のうち約3分の2程度の割合になります。

心臓が原因になるもの

心房細動という不整脈や心臓疾患が原因となり、心臓にできた血栓が脳に流れていき、脳血管を詰まらせることにより起こります。一過性脳虚血発作の原因の残りほぼ3分の1がこれになります。

血圧が急激に低下するもの

血圧低下が原因となることは稀ですが、太い動脈に高度の狭窄や閉塞がある状態で急激な血圧の低下が起きると、脳の血流が大きく下がって一過性脳虚血発作が起こることがあります。

一過性脳虚血発作の
危険性

一過性脳虚血発作になると、5年以内に約30%の方が脳梗塞になるといわれています。

また、そのうち3ヶ月以内には約15%の方、2週間以内には約10%の方が脳梗塞を起こします。

そして2週間以内に脳梗塞を起こした約10%の方のうち、3割の方は24時間以内に発症しています。

つまり5年以内よりも3ヶ月以内、3ヶ月以内よりも2週間以内、2週間以内よりも24時間以内と、一過性脳虚血発作は発作を起こした直後ほど危険な状態であるということです。

特に一過性脳虚血発作を起こしてから48時間以内は非常に危険だと言われており、早急に脳卒中専門医を受診する必要があります。

脳が原因の手足のしびれ(脳型)

脳卒中(脳梗塞、脳出血)
特徴同側の手足のしびれが突然発症することが特徴です。動脈硬化の危険因子(高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙)や心房細動を伴っている患者様に多く生じます。
診断方法神経所見:しびれ意外の神経症状(ほとんどが軽度の運動麻痺や構音障害を伴っています)も注意深く診察します。
頭部MRI検査:MRI検査では小さな脳梗塞も検出可能です。
治療方法早期の脳卒中治療薬の点滴療法とリハビリテーション療法が必要です。
脳腫瘍
特徴同側の手足のしびれが数週間かけてゆっくり発症することが特徴です。高齢化に伴い、脳腫瘍の中でも神経膠腫(グリオーマといいます)と転移性脳腫瘍(脳以外に悪性腫瘍があり、脳に転移した腫瘍)が特に多い印象です。手足の運動麻痺、失語症(言葉が理解できない、話せない)、視野障害といった他の神経症状も伴っていることがあります。
診断方法神経所見:しびれ意外の神経症状も注意深く診察します。
頭部MRI検査:MRI検査では小さな脳腫瘍も検出可能です。
治療方法手術(開頭腫瘍摘出術)が必要となりますが、腫瘍の種類により手術のエキスパートが異なります。当院で腫瘍に応じて最も信頼がおけるエキスパートの術者に紹介します。
慢性硬膜下血腫
特徴1~2ヶ月前の頭部外傷後に同側の手足のしびれが数日かけて発症することが特徴です。多くの場合、同側の運動麻痺を伴います。
診断方法神経所見:しびれ意外の神経症状(ほとんどが運動麻痺を伴っています)をチェックします。
頭部MRI検査:血腫が脳を圧迫している所見が確認できます。
治療方法血腫量が少なければ内服薬で治りますが、血腫量が多い場合は手術(穿頭血腫洗浄ドレナージ術)が必要です。

脊椎・脊髄が原因の手足のしびれ(脊髄・神経根型)

頸椎変性疾患
特徴頸椎(けいつい)とは首の脊椎のことです。頸椎の脊柱管に異常(変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、頸椎後縦靭帯骨化症など)があると首の脊髄(頸髄:けいずいと言います)が圧迫されしびれを発症します。これを頸椎性脊髄症や頸椎性神経根症と言います。手のしびれに加え後頚部から上背部の痛みがあり、手先が不器用(お箸やボタンかケガ上手くできなくなったり)になるのが特徴です。
診断方法診察:皮膚の感覚領域と脊髄神経は対応しています。これをデルマトームと言います。患者様のしびれの領域がどこの脊髄レベルに異常が生じているのかチェックします。次に両手をまっすぐ前に伸ばしてもらい、両手の開閉を10秒間してもらいます(alternative motion rate ; AMRと言います)。10秒間で25回以上できなければ異常所見となります。
レントゲン検査:頸椎の変形のチェック(骨棘の有無、椎間孔狭窄)
頸髄MRI検査:診断に欠かせない画像検査です。脊髄の圧迫所見(水平断)、椎間孔狭窄(矢状断)、神経根の走行(冠状断)で確認します。
治療方法しびれのみの症状の場合は内服薬で治療します。しかし、運動麻痺や耐え難い痛みが伴う場合はMRI検査の所見も合わせて手術加療を検討します。手術は実績及び成績が良い医師と十分に相談した上で行う必要があります。私が信頼するエキスパートに紹介させていただきます。
腰部脊柱管狭窄症、腰部椎間板ヘルニア
特徴腰椎(けいつい)とは腰の脊椎のことです。腰椎の脊柱管に異常(腰部脊柱狭窄症、腰部椎間板ヘルニアなど)があると腰の脊髄(腰髄:ようずいと言います)が圧迫されしびれを発症します。足のしびれに加え腰痛を伴うのが特徴です。また、歩行により足に痛みが生じ、長距離歩行に支障をきたす(間欠性跛行と言います)ことも多いです。特に足の痛みは太もも、膝、ふくらはぎの外側に生じます。痛みは変形性膝関節症は膝の内側、脊柱管狭窄症は膝の外側と覚えましょう。
診断方法診察:患者様のしびれの領域がどこの脊髄レベルに異常が生じているのかデルマトームをチェックします。次に仰臥位になった状態でまっすぐ足を伸ばしてもらい挙上させ、足にしびれや痛みが誘発されるかチェックします(Strait leg raising ; SLRと言います)。70度以下の挙上で誘発されると異常所見となります。
レントゲン検査:腰椎の変形のチェック(骨棘の有無、腰椎分離症の有無)
頸髄MRI検査:診断に欠かせない画像検査です。脊髄の圧迫所見(水平断)、椎間孔狭窄(矢状断)、神経根の走行(冠状断)で確認します。
治療方法しびれのみの症状の場合は内服薬で治療します。しかし、運動麻痺や耐え難い痛みが伴う場合はMRI検査の所見も合わせて手術加療を検討します。手術は実績及び成績が良い医師と十分に相談した上で行う必要がありますので、私が信頼するエキスパートに紹介させていただきます。

末梢神経が原因の手足のしびれ(末梢神経型)

正中神経の障害(手根管症候群)
特徴正中神経は手を握るための神経です。この正中神経は手首にある手根管と呼ばれるトンネルを通過しますが、この手根管症で正中神経が締め付けられる(絞扼と言います)と正中神経にそったしびれを生じます。それが正中神経障害(手根管症候群です)。特徴は片方の手の親指、人差し指、中指、薬指の一部にしびれです。特に起床後にしびれは強いです。調理師や美容師の方などで手首に負荷がかかる職業の方に多いです。また、糖尿病や甲状腺機能低下症に合併することも少なくありません。
診断方法診察:手首を背屈させたり、手首を打診することでしびれが誘発されるかチェックします。
治療方法整形外科へご紹介させていただきます。
尺骨神経の障害(肘部管症候群)
特徴肘をぶつけた際に指先にしびれを生じた経験はおありでしょうか。これこそが尺骨神経の症状です。尺骨神経も手を握るための神経です。この尺骨神経は肘にある肘部管と呼ばれるトンネルを通過しますが、この肘部管で尺骨神経が絞扼されると尺骨神経にそったしびれを生じます。特徴は薬指の一部と小指のしびれです。
診断方法診察:しびれの領域と生活(仕事中、就寝中)の中で肘の圧迫がないかを確認します。
治療方法整形外科へご紹介させていただきます。

内科的疾患が原因の手足のしびれ(両手足型)

糖尿病
特徴両手、両足のしびれ。
診断方法血液検査
治療方法糖尿病内科に紹介させていただきます。
アルコール依存症
特徴両手、両足のしびれ。
診断方法問診
治療方法精神科に紹介させていただきます。

北村クリニック

診療科目:脳神経外科・脳神経内科・放射線科
住所:〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町3-5-14
TEL:078-261-3533
アクセス:JR新神戸駅・JR三宮駅から徒歩約8分
無料提携駐車場(ホテルピエナ神戸)
※高さ制限155cm
隣接地に有料駐車場有

診療時間

日・祝
9:00-12:00
12:00-17:00

※中休みは無く診療しております。休診日:日曜日・祝日・土曜午後