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22日2021年6月

コロナワクチンの副反応(その1)

神戸市では現在、医師会を挙げて
新型コロナワクチン接種に取り組んでおり、
7月には高齢者の接種が完了できる見込みと聞いています。
当院の診療態勢では通常診療と平行して行うことが難しいため、
当院でのワクチン個別接種は行っていませんが、
市内の接種会場に出務することで皆様の接種推進に協力しています。
いよいよ 65歳未満の一般接種も開始される今、
改めてワクチン接種による副反応への対処などお伝えできればと思います。
当院スタッフはありがたいことに5月初旬に1回目、
下旬に2回目の接種を終了しました。
医療の現場では患者様のお身体に触れることは勿論、
お耳元で大きな声を発すること、
ご病気によってはマスクを外していただいての診療も必要です。
また当院にはご高齢の患者様が
多く通院いただいていることから自分たちが感染を広げ、
クラスターを起こすようなことは
絶対にあってはならないとの緊張感が続いています。
しかしながら、2回のワクチン接種を終えた今、
日々の診療における安心感はとても大きいと実感しています。
一方、日々の診察で患者さんから接種の副反応に
不安を感じて二の足を踏んでいるとの声を多く聞きます。
ぜひ皆様にも不安なく接種を前向きに考えていただきたいと考え、
当院スタッフが経験した新型コロナワクチンの副反応について、
小さなレポートをお届けします。
当院スタッフは全員で8名、年齢30代から70代です。
接種に強い不安を感じ、申し込みを期限ギリギリまで迷っていた者もいましたが、
スタッフ間での話し合いや正しい情報・知識の共有を経て、
全員が納得の上で申し込みました。
クラスター予防の観点から、
全員が接種を受けられたのは幸いだったと思います。
2回目のワクチン接種の翌日は発熱でやむなく
欠勤になってしまう人が多いとの情報を聞いていましたので、
各部署でシフトを組み、2週にわたって交代で接種を受けました。
1回目は大きな不具合なく、勤務にも支障なく終えられました。
スタッフ8名中の7名に注射した周囲の腕の痛みが1~2日程度あったほか、
倦怠感を2名に認めたのみで、副反応は予想の範囲内でした。
腕の痛みも程度は軽く、発熱した者はなかったです。
3週後に皆がそれぞれのスケジュールで2回目の接種を受けました。
予想されたとおり、接種翌日から半日程度、長い者で丸一日、
37度を超える発熱を6名(75%)が経験しました。
接種当日からの発熱はありませんでした。
うち37.5度を超えたのは3名で、38度を超える発熱はありませんでした。
腕の痛みは8名(100%)、うち7名が接種当日からでした。
倦怠感は7名(88%、当日から1名、翌日から6名)、
頭痛は翌日から3名(38%)でした。
また3名(38%)に腰から下半身が重く感じる症状がありました。
70歳代の2名には発熱はありませんでした。
やはり副反応の出方には年代による差があると実感します。
インフルエンザに伴う発熱や頭痛には
アセトアミノフェン(商品名カロナール)での対処が望まれますが、
今回のワクチン接種後の発熱にも、厚生労働省、
アメリカ疾病対策センター(CDC)ともに
NSAIDsも含む解熱鎮痛剤の使用に問題はないとされています。
飲み慣れた薬がお手元にある様でしたらそちらをお使い頂いて問題ないと思います。
また、解熱鎮痛剤がワクチンの効果を低下させるという不安を感じる方がおられますが、
当院での発熱例をみても服薬は1日程度で済むと思われますので、
ご心配は不要と考えます。
ただし、接種に備えて予防的に解熱鎮痛剤を服薬されることは推奨されていません。
発熱と倦怠感は頻度が高いため、
2回目接種の翌日は仕事を休んで1日寝ておけるような予定で
備えるのが適切かと感じています(その2に続く)。